帰還兵はなぜ自殺するのか(亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ Ⅰ-16)

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内容紹介

ピュリツァー賞作家が「戦争の癒えない傷」の実態に迫る傑作ノンフィクション。内田樹氏推薦!

本書に主に登場するのは、5人の兵士とその家族。 そのうち一人はすでに戦死し、生き残った者たちは重い精神的ストレスを負っている。
妻たちは「戦争に行く前はいい人だったのに、帰還後は別人になっていた」と語り、苦悩する。
戦争で何があったのか、なにがそうさせたのか。
2013年、全米批評家協会賞最終候補に選ばれるなど、米国各紙で絶賛の衝撃作!


「戦争はときに兵士を高揚させ、ときに兵士たちを奈落に突き落とす。若い兵士たちは心身に負った外傷をかかえて長い余生を過ごすことを強いられる。
その細部について私たち日本人は何も知らない。何も知らないまま戦争を始めようとしている人たちがいる。」(内田樹氏・推薦文)

(四六判上製/392頁)



著者紹介

デイヴィッド・フィンケル(David Finkel)
ジャーナリスト。「ワシントン・ポスト」紙で23年にわたり記者として働き、2006年ピュリツァー賞受賞。その後イラク戦争に従軍する兵士たちを取材するために新聞社を辞めバグダッドに赴く。2009年に本作品の前編にあたる『The Good Soldiers』を上梓。

古屋 美登里(ふるや・みどり)
翻訳家。訳書にB,J,ホラーズ編『モンスターズ 現代アメリカ傑作短篇集』(白水社)、イーディス・パールマン『双眼鏡からの眺め』(早川書房)、ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』(講談社文庫)『ぼくと数字の不思議な世界』(講談社)ほか多数。

 

 

発売日

2015年2月9日