屋上で会いましょう(チョン・セランの本 2)

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内容紹介

私が去った席に、次に来るあなたへ。
——ひそやかで確かなつながりのメッセージ


職場でのあらゆるハラスメントに疲れきり、常日頃、屋上から身を投げたいという衝動に駆られる“私”。
拠り所は三人の女の先輩だけ。
ある日、先輩たちから渡されたのは、古くから受け継がれてきた絶望から抜け出すための「呪文書」だったが……(「屋上で会いましょう」)。


結婚・離婚・ハラスメント・突然死——
現代の女性たちが抱えるさまざまな問題や、社会に広がる不条理を、希望と連帯、やさしさとおかしさを織り交ぜて、色とりどりに描く9作品を収録。

韓国文学を代表する人気作家チョン・セラン、初めての短編集。



韓国文学のシリーズ〈チョン・セランの本〉待望の第2弾
シリーズ第1弾『保健室のアン・ウニョン先生』はこちら!

〈となりの国のものがたり〉の 『フィフティ・ピープル』もお見逃しなく!

 (B6判並製/320頁)

 

著者紹介

チョン・セラン
1984年ソウル生まれ。編集者として働いた後、2010年に雑誌『ファンタスティック』に「ドリーム、ドリーム、ドリーム」を発表してデビュー。
13年『アンダー、サンダー、テンダー』(吉川凪訳、クオン)で第7回チャンビ長編小説賞、17年に『フィフティ・ピープル』(斎藤真理子訳、亜紀書房)で第50回韓国日報文学賞を受賞。
純文学、SF、ファンタジー、ホラーなどジャンルを超えて多彩な作品を発表し、幅広い世代から愛され続けている。
他の小説作品に『保健室のアン・ウニョン先生』(斎藤真理子訳、亜紀書房)
『地球でハナだけ』『八重歯が見たい』『声を差し上げます』などがある。

すんみ
翻訳家・ライター。早稲田大学大学院文学研究科修了。
訳書に『あまりにも真昼の恋愛』(キム・グミ、晶文社)、共訳書に『北朝鮮 おどろきの大転換』(リュ・ジョンフン他、河出書房新社)、『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』(イ・ミンギョン、タバブックス)などがある。

発売日

2020年6月25日