◆NHK「100分de名著」の人気指南役・若松英輔が贈る、待望のエッセイ集◆
──あなたは、何を伝えたかったのだろう。
あの日、贈られた言葉や、まなざしの意味を、時をこえて抱きしめる。
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【本文より】
彼女のためだったらできることは何でもする、そう心に決めて毎日を生きていたが、そうした思いを、はるかに超えるような強度で、彼女は、私のために全身全霊で生きていた。そのことにこのときまで気が付けなかった。
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【目次】
- 道をゆく者
- 意味のひかり
- 黄金の針
- 幸福の本質
- 転機と動機
- 死者の季節
- 魂を語る哲学者
- 答えの彼方へ
- 人生観と人世観
- 「物」になる
- 切なる幸せ
- 「立つ」ということ
- 二つの「知」
- 知から不知へ
- 生きる意味
- 心の時代
- 手放すという仕事
- 祈りと芸術
- 運命を育む
- 手仕事の意味
- 歩くように考える
- 自信の本質
- 光のはたらき
- 体現される真実
- 聖なることば
- 利益と利他
- 叡知のちから
- 読書の眼
- 芸術家の告白
- 虚を生きる
- いのちのことわり
- あとがき
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【著者紹介】
若松英輔(わかまつ・えいすけ)
1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞受賞。
近著に、『詩集 ことばのきせき』『自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと』(以上、亜紀書房)、『霧の彼方 須賀敦子』(集英社)、『光であることば』(小学館)、『藍色の福音』(講談社)、『読み終わらない本』(KADOKAWA)など。
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- 四六判変型・上製/160頁
- 2025年11月18日発売