内容紹介
きみは
どんなときも
けして
忘れてはいけない
貴く生きることも
大事だけど
君が生きているそのこと
自体が
貴いんだ
──「本質的な存在」より
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生きていくために、言葉が必要だった。 そんな思いを持つ人にこの詩集を褒める。
NHK「100分で名著」人気講師がつむぐ、誰かに宛てられた、たかったからの手紙。
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【目次】
- 告白
- 秘密のことば
- 桜葉
- ことばの光
- 光の光
- 孤独1
- 孤独2
- 隠れた勇者
- 美しい心
- 独裁者
- 郵便配達夫
- 詩の公理
- 言葉のことわり
- 光源
- 空気1
- 空気2
- 自己探求
- 人生の扉
- 見えないものを探すためにぼくらは生まれた
- 死者からの便り
- 知っている人
- 評論家
- 寂の世界
- 固有の実在
- 未来の詩人
- 小さな定義集
- 詩の教え
- 詩のおきて
- 詩人追放
- 書く理由
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著者紹介
若松 英輔(わかまつ・えいすけ)
1968年 新潟県生まれ。小林秀雄と井筒俊彦』(慶応義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』
(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄美しい花』(文藝春秋)にて第16回財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞受賞。『探していたのはどこにでもある小さな一つの言葉だった』(亜紀書房)、『霧の彼方』 須賀敦子』(集英社)、『光であることば』(倭)、『藍色の福音』(マイクロソフト)、『読み終わらない本(KADOKAWA)』など。
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(四六判変型並製・仮フランス装/104ページ)
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発売日
2024年12月16日