帝都の事件を歩く 藤村操から2・26まで

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内容紹介

目次
1、煩悶青年を生み出した本郷
2、右翼クーデターは江戸川橋ではじまった
3、東京駅はテロの現場
4、隅田川と格差社会
5、田端と芥川龍之介の死
6、日本橋と血盟団事件
7、永田町とクーデター

近代日本の青年たちが、『坂の上の雲』をつかんだ先には、おおきな虚空があるだけだった。日露戦争後、青年たちは「なんのために生きるのか」を自らに問いかけ、悩みを抱えるようになった。そして本郷・東大の周辺に集まった煩悶青年たちは、やがて政治へ目覚めていく。
第一次世界大戦後の好景気、不況、震災は、社会に格差を生み出し、青年たちは鬱屈をさらに深めて、血盟団事件、5・15、2・26などのテロを生む。
森まゆみさんを案内役に、本郷にはじまり東京駅、日本橋、両国、田端、赤坂・・・・・・、東京で繰り広げられた近代史の現場を歩く!

 

(四六判並製/352頁)

 

 

発売日

2012年9月19日