
内容紹介
レイプ犯の8割以上が、顔見知りである。
モンタナ州第2の都市、ミズーラ。
この町のシンボルは、15,000人の学生が通い、800人以上の教員が勤めるモンタナ大学である。
同大学のアメフトチーム「グリズリーズ」は、市民たちの誇りでもあった。だが、2010年から2012年にかけてグリズリーズの選手たちが引き起こした複数のレイプ事件が明るみに出ると、静かな大学町の空気は一変する。
被害者への誹謗中傷、理解を示さない警察、事件を不起訴にする検察、加害者の特権意識、世間の偏見……なぜ加害者は町ぐるみで守られるのか。なぜ被害者たちが、捜査と裁判の過程でセカンドレイプに苦しまねばならないのか。
詳細なインタビューと丹念な取材を通して、レイプスキャンダルの真相と司法制度の矛盾に斬り込む、全米ベストセラーノンフィクション。
『荒野へ』『空へ』
ジョン・クラカワー最新作
【書評・メディア情報】
毎日新聞夕刊(10月26日)/書評(松田青子氏・作家)
朝日新聞(11月20日)/書評(星野智幸氏・作家)
HONZ(11月30日)/書評(アーヤ藍氏)
女性自身(12月27日号)/書評(松田青子氏・作家)
すばる(1月号)/書評(武田砂鉄氏・フリーライター)
本の雑誌(1月号)/紹介(青木大輔氏)
本の雑誌(1月号)/紹介(青山南氏・翻訳家)
週刊読書人(1月6日号)/書評(藤井誠二氏・ノンフィクションライター)
Newsweek日本版(1月12日)/書評(柳下毅一郎氏・映画評論家)
東京人(5月号)/書評(平松洋子氏・エッセイスト)
We learn(11・12月号)/短評