内容紹介
私たちはインターネットに何を夢みてきたのか?
80年代のパソコン通信の時代から、インターネットの黎明期を経て現在まで。インターネットの「現場」を知り尽くした著者が、その歴史を総ざらいする! 愛と笑いの決定版インターネット・ヒストリー!
津田大介さん推薦!(帯文)
〈「インターネット民俗学」の泰山と北斗が織りなす知られざるインターネット言説史。“失われた20年”のインターネットは、あまりにもいびつでチープ&アナーキーだったが、愛すべき混沌に満ちた豊穣な空間だった。〉
【目次】
第1章 80年代編 インターネット前史
第2章 90年代編 アングラ・サブカルチャーとしてのインターネット
第3章 00年代編 商業化するインターネット
第4章 10年代編 インターネットにミネルヴァの梟は飛んでいるのか?
(四六判並製/256頁)
著者紹介
ばるぼら
ネットワーカー・古雑誌蒐集家・周辺文化研究家。20世紀生まれ。インターネットおよび自主制作文化について執筆、調査・研究を行う。著書に『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』『ウェブアニメーション大百科』(共に翔泳社)、『NYLON100%』『岡崎京子の研究』(共にアスペクト)他多数。共著に『20世紀エディトリアル・オデッセイ』(赤田祐一との共著/誠文堂新光社)、『定本 消されたマンガ』(赤田祐一との共著/彩図社)などがある。
さやわか
ライター・評論家・マンガ原作者。1974年北海道生まれ。大学卒業後は、個人ニュースサイト「ムーノーローカル」を運営(1999年~2001年)しつつ、音楽業界・出版業界での会社勤務を経て、ライターとして執筆活動を開始。小説、マンガ、アニメ、音楽、映画、演劇、ネットなどについて幅広く評論する。著書に『僕たちのゲーム史』『一〇年代文化論』(共に星海社新書)、『キャラの思考法』(青土社)他多数。マンガ原作に『qtμt キューティーミューティー』(作画・ふみふみこ/スクウェア・エニックス)がある。
発売日
2017年6月16日