性表現規制の文化史

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内容紹介

「えっちなのはいけません!」という社会規範は、いかにして生まれたのか?

気鋭の法学者が、性表現規制の東西の歴史を読みとき、その背後にある政治的な力学を鮮やかに描きだす、必読文献!

東浩紀さん、宮台真司さん 推薦!

性表現規制の歴史は、
「自分より道徳的に劣る人々」を発見し、保護する歴史にほかならなかった!
表現規制に関心のあるすべての読者、必携の書。
(東浩紀)

法の猥褻と習俗の猥褻はどのように異なるのか。
習俗の猥褻は社会の階層構造に沿って変化する。
法の猥褻はそれを参照しつつも統治目的に従う。
本書は猥褻を規定する社会の力を徹底解明した。
(宮台真司)

装画=山本直樹

第一章(基礎編) 「猥褻」とはそもそも何なのか 
第二章(歴史編) 「性(えっち)」の比較社会論
第三章(近代史編) 市民社会と道徳
第四章(法制史編) 「えっちな表現」はいかに取り締まられてきたか 
第五章(法制史編その2) 「えっちな表現」規制はいかに制度化されたか
第六章(日本編) 日本における性表現規制の歴史

 

(四六判並製/240頁)

 

著者紹介

白田 秀彰(しらた・ひであき)
1968年宮崎県生まれ。
法政大学社会学部准教授。
一橋大学法学部卒業。
同大学大学院博士後期課程修了。博士(法学)。
専門は情報法、知的財産権法。
著書に『コピーライトの史的展開』(信山社)、
『インターネットの法と慣習』(ソフトバンク新書)など。

 

発売日

 2017年7月20日