リスクと生きる、死者と生きる

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内容紹介

数字では語れない、あの日の出来事――。

岸政彦さん、星野智幸さん、推薦!

「被災地」は存在しない。「被災者」も存在しない。
土地と人が存在するだけだ。
「それでも生きていこうとする人々」の物語が、胸を打つ。
(岸政彦)

ここには、あなたを含め、この本に書かれていない被災した人すべての物語が、ぎっしりと詰まっている。
その見えない言葉に目を凝らして、読んでほしい。
(星野智幸)

「リスク論」からこぼれ落ちる生を探し求めて、東北、そしてチェルノブイリへ――。
若き記者による渾身のノンフィクション。

【目次】
序章 

第1章 科学の言葉と生活の言葉
 なぜ農家は米を捨てたのか
 もう住めないといわれた村で
 「帰りたい」が言えない
 間に立つ言葉

第2章 死者と対話する人たち
 死では何も終わらない
 言葉の揺らぎ
 揺らぎの先に

第3章 歴史の当事者
 観光者のまなざし
 災厄のモニュメント
 原発と個人の歴史
 歴史を託すということ
 原爆ドームはなぜ残ったのか

終章

 

(四六判並製/280頁)

 

著者紹介

石戸 諭(いしど・さとる)

1984年生まれ、東京都出身。ノンフィクションライター。2006年立命館大学法学部卒業、同年に毎日新聞入社。岡山支局、大阪社会部、デジタル報道センターを経て、2016年にBuzzFeed Japanに移籍。20184月に独立した。

 

発売日

 2017年8月23日