この空のかなた

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内容紹介

「われわれは何も知らなかった」
宇宙について知れば知るほど、その思いが強くなる


夜空のかなたに広がる宇宙を見るその時、この世界の知られざる姿が浮かび上がる。宇宙で起きる銀河同士の衝突、かなたから届いたとてつもなく小さな時空のさざ波、探査機がとらえた15億キロ先の景色、巨大な星の誕生と最期、私たちの体は星くずからできている……!?
美しく壮大なカラー写真を入り口に、宇宙物理学者がそこに潜む不思議を語る。ページを開けば、そこは宇宙。

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もくじ
はじめに 138億年、宇宙の旅

1.世界を支配するダーク
2.ガリレオからTMTへ 
3.織姫と彦星、そして昴
4.地上600キロ 空飛ぶ天文台
5.土星から見た地球
6.土星の衛星の世界
7.カール・セーガンの遺産
8.宇宙人へのメッセージ
9.一番近い星に生命が?
10.七つの「地球」を宿す星
11.アタカマ高原から見る惑星誕生の現場
12.夜空の宝石箱
13.平安時代の超新星爆発
14.衝突し合体する銀河たち
15.時空を超える重力レンズの蜃気楼
16.光で見える宇宙の果て
17.29+36=62の発見でノーベル賞
18.中性子星を巡る冒険
19.われわれは星の子ども
20.地球発、宇宙経由、パラレルワールド行き
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装丁:芝晶子(文京図案室)

 

(四六判並製/184頁)

 

著者紹介

須藤 靖(すとう・やすし)
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授
1958年、高知県安芸市生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了、理学博士。専門は宇宙物理学、特に宇宙論と太陽系外惑星の理論的および観測的研究。著書に、『一般相対論入門』 『もうひとつの一般相対論入門』(以上、日本評論社)、『ものの大きさ 自然の階層・宇宙の階層』 『解析力学・量子論』 『人生一般二相対論』(以上、東京大学出版会)、『三日月とクロワッサン』 『主役はダーク』 『宇宙人の見る地球』 『情けは宇宙のためならず』 (以上、毎日新聞出版)などがある。

 

発売日

2018年6月22日