
内容紹介
ウイルスは悪者なのか?
そう決めつけるにはまだ早い
エボラ出血熱、デング熱、新型インフルエンザなどをもたらし、
時に人類にとって大きな脅威となるウイルス――
しかしそれは、この「生物ならざるもの」が持つ一面に過ぎない
ザンビアの洞窟でコウモリを捕まえ、モンゴルの大草原でひたすら糞を拾う
ラボと世界各地のフィールドを行き来し研究を続ける"お侍先生"が、その本質に迫る
私の研究対象が人獣共通感染症病原体だったからか、頻繁にフィールドでの調査に赴く機会に恵まれた。次第に、自然界におけるウイルスのあり方について、思いをよく巡らせるようになった。そしていまでは、ウイルスへの見方がずいぶんと変わってきた。(本文より)
【書評・メディア情報】
現代ビジネス(1月15日)/紹介(萱原正嗣氏)
しんぶん赤旗(3月10日)/書評(松橋隆氏・サイエンスライター)