たぐい vol.2

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内容紹介



話題の人類学者や批評家たちを結集した、新しい人類学の専門誌第2弾!

人間は人間だけで生きているのではない。複雑種の絡まりあいとして、人間はある。
種を横断して人間を描き出そうとする「マルチスピーシーズ人類学」の挑戦的試みを伝えるシリーズ第2弾。

人類学者・奥野克巳を中心に、上妻世海などの気鋭の批評家や人類学者が執筆。


※マルチスピーシーズ人類学とは:人間の存在を人間だけでなく、動物や非生物との関係から描き出そうとする学問のこと。



【目次】
吉村萬壱「病院」
上妻世海「森の言葉 序説 後編――全てのひそひそ話のために」
 
特集1 共異体の地平
近藤祉秋「赤肉団上に無量無辺の異人あり:デネの共異身体論」
石倉敏明「「宇宙の卵」と共異体の生成――第五八回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示より」
 
特集2 仏教・異界・精神分析
奥野克巳・中上淳貴「マルチスピーシーズ仏教論序説」
甲田烈「往還存在論の試み」
工藤顕太「模倣の性愛―ユガギールと精神分析」

フィールドから
シンジルト「家畜の野生化:チベット高原における種間関係のダイナミックス」
磯田和秀「もっと生き物の/と話をしよう」

自著解題
赤嶺淳「待ちつづけてみよう――アナ・チン『マツタケ』解題」
大村敬一「The World Multiple ―The Quotidian Politics of Knowing and Generating」
 
奥野克巳+MOSA 漫画「リーフモンキー鳥と、リーフモンキーと、人間と」

 

(A5判並製/200頁)

 

著者紹介

奥野克巳:立教大学異文化コミュニケーション学部教授
吉村萬壱:作家
上妻世海:文筆家、キュレイター
近藤祉秋:北海道大学アイヌ・先住民研究センター助教
石倉敏明:秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科准教授
甲田烈:相模女子大学非常勤講師
赤嶺淳:一橋大学大学院社会学部教授

 

発売日

 2020年1月24日