「母と息子」の日本論

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内容紹介


母は甘やかなのか、重たいのか?


成績がよいことですべてが免罪される男たち。それを支える母と息子。
その濃密な関係が日本社会の骨組みを作っている。

——男性にとって女性は恐るべき母でしかないとしたら、
社会の中での女性への差別もミソジニーも当然かもしれない。



西原理恵子『毎日かあさん』、のぶみ『ママがおばけになっちゃった!』、古典ともいえる江藤淳『成熟と喪失』、村上春樹の小説群や、ひきこもり、教育ママ、相模原障害者殺人事件など、社会で起こる様々な事例を引きながら、母と息子の関係性をものさしとして、日本社会のいまを考える。

(四六判並製/252頁)

 

著者紹介

品田 知美(しなだ・ともみ)
社会学者、早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員。
1964年三重県生まれ、愛知県育ち、2001年東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。博士(学術)。城西国際大学福祉総合学部准教授などを経て、現職。専門は社会学。
著書に『〈子育て法〉革命――親の主体をとりもどす』(中公新書)、『平成の家族と食』(晶文社)などがある。

 

発売日

2020年7月21日