ロシアドイツ人 移動を強いられた苦難の歴史

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内容紹介

想像を絶する悲惨な体験を記憶し続けるために——

18 世紀末、新天地を求めロシアに渡り農業で繁栄したドイツ人移民たちはその後、ロシアの体制変化の中で権利を剥奪されていく。
飢饉と疫病、強制移動、強制労働など、相次ぐ悲惨な出来事を生き抜き、やがて世界各国へ再移住していった人々の姿を、近代ロシア民衆史研究に身を捧げてきた歴史家が鮮やかに描き出す。

 

(A5判上製/544頁)

 

著者紹介

鈴木 健夫(すずき・たけお)
早稲田大学名誉教授。著訳書に『帝政ロシアの共同体と農民』(早稲田大学出版部)、『近代ロシアと農村共同体―改革と伝統』(創文社)、『近代ヨーロッパの情熱と苦悩』(共著、中公文庫)、『ヨーロッパ人の見た幕末使節団』(共著、講談社学術文庫)、ゲルマン/ブレーヴェ『ヴォルガ・ドイツ人 : 知られざるロシアの歴史』(共訳、彩流社)などがある。

 

発売日

2021年3月26日