内容紹介
ウイルスは「敵」なのか? それとも――?
人類学、哲学、批評、アート、小説、精神分析、ビッグヒストリー、妖怪、科学史……。
ジャンルを異にする俊英たちが、コロナ禍が露わにした二元論の陥穽をすり抜け、「あいだ」に息づく世界の実相を探る。刺激的な8つの対話集。
■ TALK 01 奥野克巳 × 近藤祉秋
「ウイルスは人と動物の「あいだ」に生成する」
■ TALK 02 逆卷しとね × 尾崎日菜子
「接触と隔離の「あいだ」を考える」
■ TALK 03 吉村萬壱 × 上妻世海
「私と国の「あいだ」を/で問い直す」
■ TALK 04 清水高志 × 甲田烈
「既知と未知の「あいだ」の政治」
■ TALK 05 松本卓也 × 東畑開人
「心と身体の「あいだ」を考える」
■ TALK 06 山川冬樹 × 村山悟郎
「隔離され、画像化された二つの「顔」、その「あいだ」で」
■ TALK 07 辻村伸雄 × 石倉敏明
「歴史と神話の「あいだ」の実践」
■ TALK 08 塚原東吾 × 平田周
「グローバルとローカルの来たるべき「あいだ」へ」
(四六判並製/432頁)