内容紹介
その昔、まだ日本人が知らなかった東南アジアの演劇世界に、堀田青年が単身で突っ込み、そのまま「アジア人」としての一生を終えた。
その全貌にやっと出会える。うれしい。
——津野海太郎さん(編集者・作家)
一人の演劇青年は、やがてバランゴンバナナをはじめとする民衆交易事業に取り組み、教育や文化の活動にも邁進する類いまれなアクティヴィストとなった。
人びとが集まりコミュニケーションする演劇というメディアの可能性を拡張した堀田正彦(一九四八〜二〇二〇年)の論考、講演や対談、座談会などを編み、われわれが受け継ぐべきその思想と可能性の全貌を明らかにする。
(四六判上製/464頁)
--------------------------------------