さよなら肉食 いま、ビーガンを選ぶ理由(亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅣ-6)

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内容紹介

蛋白質革命が世界を変える。──いま、新たなる食の常識に乗れ!

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旧来の経済モデルと生活習慣が機能不全に陥った今、求められる新しい「食の物語」とは?
人口増・気候変動・環境汚染に歯止めをかける “ビーガニズム” の合理性と未来を解き明かすオランダ発の注目ノンフィクション。

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肉食主義の神話に風穴をあけ、人を惑わすマーケティング戦略を見抜き、望ましい未来を生む食生活を実践する時がきた……。
蛋白質を得るのに「肉・卵・乳製品」は必要ない。

喫煙者が「白い目」で見られるようになったように、こう言える日がやがて訪れるにちがいない。
──「かつて、そう遠くない昔、私たちは動物を食べていた」と。

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【目次】
■第一章……農家が世界を変えられるわけ
■第二章……善良な人々が悪い物語を信じるわけ
 ►間奏曲——何も分かっていなかった
■第三章……青白い怒りん坊からセクシーな美男美女へ
■第四章……金持ちのキリン肉、貧民の野菜、みんなの牛乳
■第五章……恋人募集:二〇~四〇歳の格好良くてセクシーなビーガン男性
■第六章……植物ざんまい
 ►間奏曲——屠殺場の学校見学
■第七章……それが法律だ、間抜け!
■第八章……溶けゆく氷、壊れる堤防
■もっと学びたい人のために

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(四六判並製/324頁)

 

著者紹介

ロアンヌ・ファン・フォーシュト(Roanne van Voorst)
オランダの人類学者・文筆家。2014年にアムステルダム社会科学研究所(AISSR)でPhDを取得し、現在、デンマーク国際研究所(DIIS)に未来都市構想の研究顧問として勤務。人類の未来や持続可能な人間生活に関心を寄せ、聞き取り調査・文献調査・参与観察の手法と未来シナリオの作成を組み合わせた研究を行なう。オランダ未来協会、社会科学国際研究所(ハーグ)の会員。記事・論文・インタビュー多数(https://www.roannevanvoorst.com/publications.html)。著書にNatural Hazards, Risk and Vulnerabilityがある。

井上 太一(いのうえ・たいち)
翻訳家・執筆家。人間中心主義を超えた倫理を発展させるべく、執筆・講演活動ならびに関連文献の翻訳に従事。語学力を活かして国内外の動物擁護団体との連携活動も行なう。著書に『動物倫理の最前線』(人文書院、2022年)、訳書にディネシュ・J・ワディウェル『現代思想からの動物論』(人文書院、2019年)、ジェイシー・リース『肉食の終わり』(原書房、2021年)、トム・レーガン『動物の権利・人間の不正』(緑風出版、2022年)などがある。
ホームページ:「ペンと非暴力」
researchmap:https://researchmap.jp/vegan-oohime

 

発売日

2023年1月25日