【2026年 ジョイス・キャロル・オーツ賞 受賞】
◎間室道子さん(代官山 蔦屋書店)
とにかく「極寒の町」を読んでほしい!
ラストに押し寄せる胸の痛みは、マイナス六十度の町で呼吸し、
生きてる人々の愛と命を体感させる。
◎河出真美さん(梅田 蔦屋書店)
たった数十ページで、登場人物の数十年分の人生が
あなたの前に立ち現れてくる。
わたしの人生と似ても似つかないかれらの人生を覗いて、
それでもわたしは思っていた。
あなたの気持ちがわかる、あなたのことを知っている、と。
◎梅﨑実奈さん(紀伊國屋書店新宿本店)
エリカ・クラウスの物語が最高潮に輝く瞬間は、
常にラストシーンだ。
どんな悲劇が展開されようとも、単純な涙では終わらない。
この途方もない余韻は、圧倒的に詩である。
◎古屋美登里さん
わたしはこれまでさまざまな作家の作品を読んだり、
訳したりしてきたが、
これほど胸が震える小説に出会ったことはない。
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逃れようのない現実を前に、わたしも、あなたも、「だれか、助けて」と心の中で叫んでいる。
極寒の町を捨て、運命の男と共に出ていくのか。
愛する人が死を望む時、この手で殺せるのか。
赤の他人の子どもたちを、本当に救うのか──。
岐路に立つ12人の、それぞれの決断。
『いつかわたしに会いにきて』で熱烈な支持を集めたエリカ・クラウス、待望の最新短篇集。
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【目次】
- 日本の読者のみなさまへ
- 極寒の町
- ピアノ
- ダッジ通りの北側
- ヘラジカを食べてくれ
- だれか、わたしを助けて
- バンコクにいると
- 立っている男
- ユダヤ人
- 神を畏れるごとく我を畏れよ
- あなたとなら一晩中こうしていられるけど、それって人生で最悪の夜になりそう
- ブルー・ホール
- 心臓と大血管損傷
- 訳者あとがき
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【著者】エリカ・クラウス(Erika Krouse)
1969年ニューヨーク州ヨンカーズ生まれ。日本のアメリカンスクールで中高等教育を受ける。1991年にアイオワ州グリネル大学で文学士号を、1996年にコロラド大学で英文学と創作で修士号を取得している。短篇集に『いつかわたしに会いにきて』(古屋美登里訳、ハヤカワepi文庫)があり、その他に長篇小説とノンフィクションを一冊ずつ上梓している。コロラド州にある「ライトハウス・ライターズ・ワークショップ」という非営利団体の創作教室で創作を教え、弁護士事務所のパートタイムの調査員としてさまざまな調査をおこなっている。
【訳者】古屋 美登里(ふるや・みどり)
翻訳家。著書に『雑な読書』『楽な読書』(いずれもシンコーミュージック)。訳書にエドワード・ケアリー『望楼館追想』『おちび』『呑み込まれた男』〈アイアマンガー三部作〉(以上東京創元社)、デイヴィッド・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺するのか』『アメリカの悪夢』、デイヴィッド・マイケリス『スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝』、イーディス・パールマン『蜜のように甘く』『幸いなるハリー』トム・ゴールド『月の番人』、ナオミ・S・バロン『書くことのメディア史』(以上亜紀書房)、ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』(講談社文庫)、ジョディ・カンター他『その名を暴け』(新潮文庫)など多数。
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発売日:2026年7月14日
四六判・上製/306頁