意識をゆさぶる植物 アヘン・カフェイン・メスカリンの可能性(亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅣ-11)

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内容紹介

〈植物由来の世界3大薬物〉
 ■アヘン(鎮静系)──ケシの実
 ■カフェイン(覚醒系)──コーヒーノキ、茶
 ■メスカリン(幻覚系)──ペヨーテ(サボテン)

精神活性物質を含む植物「ケシ」「コーヒーノキ」「ペヨーテ」が私たちの意識にもたらす“変容”をみずから体験し、その効果と意義をスリリングに解き明かした第一級のノンフィクション!

人間を虜する植物たちの生存戦略の「賜物」──それらは毒か、恵みか?

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人間が欲望する「向精神性物質」に磨きをかけ、人間との共依存関係の上に種の繁栄を遂げた植物たち。
“そこにある自然”に先人たちが発見した可能性とは何か?
「戦争」「産業革命」「先住民の駆逐」が紡いだ植物の物語とは?

人類学、生化学、植物学ほか、多岐にわたる知見を横断して論じた「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラーの注目作!

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【目次】
■序章
■アヘン
■カフェイン
■メスカリン
■謝辞
■訳者あとがき

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(四六判並製/320頁)

 

著者紹介

マイケル・ポーラン
作家、ジャーナリスト、活動家。ハーヴァード大学英語学部でライティング、カリフォルニア大学バークレー校大学院でジャーナリズムを教える。
著書に、国際的にベストセラーになった『雑食動物のジレンマ』(東洋経済新報社)、『人間は料理をする』(NTT出版)、『欲望の植物誌』(八坂書房)、『幻覚剤は役に立つのか』(亜紀書房)など。『人間は料理をする』『幻覚剤は役に立つのか』はNetflixのドキュメンタリー番組となり好評を博す。
人類学、哲学、文化論、医学、自然誌など多角的な視点を取り入れ、みずからの体験を盛り込みながら植物、食、自然について重層的に論じる。 2010年、「タイム」誌の「世界で最も影響力を持つ100人」に選出。受賞歴多数。

宮﨑 真紀(みやざき・まき)
英米文学・スペイン語文学翻訳家。東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業。主な訳書に、ブライアン・スティーヴンソン『黒い司法』、ルイーズ・グレイ『生き物を殺して食べる』、メアリー・ビアード『SPQR ローマ帝国史』、マイケル・ポーラン『幻覚剤は役に立つのか』、スザンナ・キャハラン『なりすまし』(以上、亜紀書房)、ニナ・マクローリン『彼女が大工になった理由』(エクスナレッジ)、メアリー・ベアード『舌を抜かれる女たち』、ジョルジャ・リープ『プロジェクト・ファザーフッド』(晶文社)など。

 

発売日

2021年5月24日